ペットボトルで手作り猫の湯たんぽ
猫は砂漠の動物リビアヤマネコを祖先としています[1]。そのため寒さに弱い動物で、一般的に猫にとって過ごしやすい温度は20~28℃といわれています。
そこで本稿では、冬の寒さ対策として湯たんぽの作り方を解説します。
準備するもの
- 耐熱用のペットボトル(口の白いもの)
- 分厚い靴下(冬用のもこもこ)
- お湯
- 梱包材(ぷちぷち)
- 養生テープ
耐熱用のペットボトルはペットボトルの口の部分が白くなっています[2]。簡単に凹まない、頑丈なペットボトルが湯たんぽに適しています。
作り方
- まずペットボトル3分目くらいまで水道水を入れます。
- 次に、沸かしたお湯をペットボトルの8分目くらいまで加えて蓋をしっかり締めて、よく振ります(約60℃ほどになります)。振ったあとに一旦蓋を開けて空気を出し、再びしっかり蓋を締めます。
- ペットボトルを梱包材(ぷちぷち)ですっぽり覆い、養生テープでぴっちり固定します。
- 梱包材で覆ったペットボトルの上から分厚い靴下をすっぽりと被せ、反対側からも完全に被せます。
- 靴下の上からペットボトルを触って、温かい程度であることを確認します。
- 猫ちゃんの寝床の入り口や真ん中に置かず、睡眠の邪魔にならないように隅の方にセットします。
湯たんぽをセットする際は、湯たんぽのないスペースを作って、猫ちゃんが暑くなったときに避けられるスペースを作ること。
冬日の屋内寝床ならば8時間は温かさが保たれます。零下の屋外でも4時間は保温されます。
注意点
①ペットボトルの劣化
ペットボトルが変形したり、蓋にヒビが入った場合には、新しいものに交換して下さい。
②低温やけど
猫は44℃のものに3~4時間触れていると、低温やけどを起こします。重症化しやすく、治りにくい病気のため、必ずお湯の温度やペットボトルの包み方(梱包材・靴下)、ペットボトルの劣化に注意してセットして下さい。
靴下の上から人間が握りしめたときに、熱いと感じず、ずっと握り続けられる温度であることが重要です。
③入れっぱなしによるペットボトル水の凍結
零下の続く冬の日では屋外の寝床だと、長時間放置した場合にペットボトルの水が凍結することがあります。これでは逆効果になってしまうため、冷える前に必ずペットボトル湯たんぽを取り出してください。
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